【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強019

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

07 サッカー部の後輩とのディープキス(ボーナスA).wav
12分18秒

 03トラックにて愚痴っていた、勝木君との行為。特にディープキスを行う場面を切り取っているイメージです。
 録音方法がモノラルで、ステレオ(バイノーラル)が多い昨今ではちょっと珍し目な印象です。
 また、SEは手コキのぬちゅ音が使われていました。喘ぎ声の環境音は無しです。


 こちらは、ソープ嬢の七瀬と客(聞き手)という立場で進行します。本編では、友達(好きな子)の七瀬とお人好しな聞き手という立場でした。
 本編よりもクールさが抜け、柔らかく甘えさせてくれるような話し方・演技に変化しています。キスの間に挟まる言葉の感じが特に違います。おそらく、ここは「悔シコ」を強く意識して制作されているとでしょう。
 もしも、聞き手が休憩時間を七瀬に提供し、お人好しで愚痴手コキされるだけ満足しなければ、勝木君のように好きな子とディープキスができていた。もっと言えば、お前は絶対キスできないけど、後輩の勝木という男はもう経験済みなんだ。
 そんな意図が感じられます。


 次に、SEなしのトラックを参照し、音質に注目します。
 キス音の気持ちの良い音質とは何かを研究するためです。

 RX9の機能、EQ Matchを用いて調べたのが画像になります。
 特徴としては、230Hz付近を頂点とし山を形成しています。1000Hz、100Hzでともに頂点から約-15dbです。1000Hz~10000Hzにかけて-80db~-100dbとなだらかに下がっています。
 こちらをベースに、今後自身の作品のキス音などに変化を加えて、比較検討をしてみようと思います。音質は、個人の感覚が強く反映されるイメージなので、ほんとに難しいです。
 お気に入りのキス音が入っている作品などあれば、教えていただけると助かります。

まとめ

  • 七瀬の聞き手が知らない一面で、「悔シコ」
  • キス音の音質調整は悩ましい

(記事執筆時間:約1時間半)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強018

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

06 エピローグ(学祭の片付け).wav
4分48秒

 本編の最終話です。学祭3日目が終わり片付けをしている場面。

 このトラックでは、聞き手が七瀬との関係性に一歩踏み込みます。七瀬がモチベーションにしていた、次の日夜の打ち上げ前にカラオケに誘ったのです。
 これに対して七瀬は、
【みんなで行くと思っていたとき】
 落ち込んでいる友人も一緒に誘う、カラオケのこの部屋がいい。とても乗り気で、ストレスの発散も兼ねてパーッとはしゃぎたい雰囲気が感じられました。
【二人で行きたいと知ってから】
 3分20秒からの演技がとても素敵です。言葉を言い淀み、声量が下がったり、急に上がったり。声だけで戸惑っている、気を使っている、気まずい、色々な感情が感じられます。
 RX9のLoudness Controで、Integratedを測ると-27.8→-32.4→-24.7(単位:LKFS)と変化していました。勉強になります。


 この話の結末を聞く限り、やはり七瀬は優しくて、真面目で、普通なんだと肌感で伝わってきますね。きっぱり断れるほど生真面目ではない。清々しく諦めさせられるほど優しくはないが、誤魔化して関係性を大きく崩そうとしないくらいには優しい。
「男の人って、色んな人がいるんだなぁ~」(本編中より引用)
 七瀬は言葉を漏らします。この色んな人の中でも、聞き手を「良い意味」に分類し、おそらくほほえみを見せていたでしょう。ただ、七瀬の意識としてはどうしてもクラスメイトであり、友達であり、恋愛対象ではない。勝木君の方が、しっかりと告白をした点で言えば、恋愛対象として付き合う付き合わないにしても意識されていると思います。
 劇的な物語だったら、優しくされたことに「キュン」として、惚れた。そんな展開があるかもしれません。けれどこのお話では違いました。お人好しはお人好し。別にそんな風に優しくされても恋愛とは関係がない。こういうところに私は普通を感じますね。


 環境音は教室のガヤガヤしている声でした。
 約5.5秒のフェードイン含む環境音からトラックがスタート。
 約7秒のフェードアウト含む環境音でトラックが終了。
 話し声が多めな印象の環境音で、ダラダラと話しながら片付けをしている雰囲気が感じられます。私の好みの話で言えば、もっと椅子や机を運ぶような音、「~~もってて~」みたいな声とかがあると、リアル感がもっと出ていて好きでした。一方で、聞いていて七瀬の声に集中できたので、現在の環境音もとっても素晴らしいと思っています。ココらへんの塩梅が難しいところだと感じますね。

まとめ

  • 結論、七瀬は優しくて、真面目な普通の女の子
  • 環境音が学祭終わりっぽくて良き!
  • 3:20~の音作り・演技が素敵でオススメ

 『学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子』の本編を通して、七瀬というキャラが良いキャラをしていました。深く深く掘り下げていけば、色々とバックストーリーや、友人関係、家族関係、想像が広がります。続編や二次創作、スピンオフないかな~と思ってしまいますね。
 音作りも、放送用の加工だったり、学校ぽい雰囲気の環境音、喘ぎ声によるソープ感の演出、素敵で見習いたいところです。
 
(記事執筆時間:約1時間)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強017

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

05 用務員おじさんとのプレイ(愚痴手コキC).wav
25分17秒

 エピローグの一つ前のトラック。3日開催の学祭の最終日。終わりが見えてきたこの日の七瀬に注目します。

気になる時間帯です。
 15:18~18:40
 右中心な囁きなため、左の環境音の喘ぎ声が目立って聞こえた。
 19:14~24:14
 右中心な囁き。おじさんに言わされたセリフ多め。
 21:03~22:46
 手コキSEが変化。速度が早くなった。

 約9分、つまり全体の35%ほどが右耳を中心とした囁き・音で構成されています。また、囁きの際には愚痴がないです。聞き手にとって気持ちが良くなる、興奮させるような「セリフ」が中心になっています。
 日をまたいでいるため、正確ではないかもしれませんが、手コキのSEが全トラックを通じて一番激しいように聞こえました。こしょこしょとした、囁き中に聞こえてきたためとも言え、相対的な音の差がより実感させるのかもしれません。


 ストーリに触れると、おじさんが七瀬を騙して中出しをしたという問題が置きた、そのちょっと後が場面です。聞き手は3日連続で七瀬を予約して、休憩時間の確保。七瀬ははっきりと表には出しませんが、かなり参っていたかもしれません。
 その中で、このトラックでは七瀬の頑張る動機が、見えてきます。
 「クラス全員が参加する打ち上げ」です。
 おそらく、これまでの七瀬を聞いていると、ソープであろうが、屋台であろうが、お化け屋敷であろうが、全力で頑張ったでしょう。まるで焼きそば屋台で頑張ろうが、ソープで頑張ろうにそのまま置き換わったように感じました。
 もしかしたら、この物語の世界ではソープは料理屋と同じくらい一般的くらいの認知なのかもしれません。

まとめ

  • 愚痴手コキ唯一の囁き、右に偏った音を楽しめる
  • 「クラス全員が参加する打ち上げ」をモチベに、頑張る健気な娘
  • 約1/3が囁きを含む構成。物理的距離感が近くなった印象

 初めて、囁きが登場しました。七瀬とちょっと近づけたのは、嬉しいポイントですね。逆に言えば、台本や構成の段階でささやきを絞っていますね。とりあえず、囁きではなく、目的があって囁きを作っている点がスゴイと思います。

(記事執筆時間:約1時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強016

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

04 体育教師とのプレイ(愚痴手コキB).wav
27分10分

キャラクターに注目
「柴田先生」と呼ぶ点。
 柴田と呼び捨てにならない点が、育ちの良さを感じさせられますね。
 私の勝手なイメージですが、18歳前後なら嫌いな先生に対しては裏で呼び捨てするです。もしくは分かりやすい特徴で馬鹿にしたあだ名とか。けれど、七瀬はお客さんとい柴田先生の立場をある程度尊重し、聞き手と話すときも「柴田先生」や「先生」と言って語ります。また、教えられた手コキのやり方を主人公で試すなど、向上心が強い傾向が感じられます。
 つまり、教えられたことは守る、目上は尊重する、みたいなことを小さい頃から躾けられているのかなと感じられますね。


手コキパート
8分30秒~25分44秒
 約17分程度の手コキしながらの語りパートでした。
20分46秒~25分44秒
 手コキ音が大きく激しめに変化。全体の1/3程度。


環境音
 喘ぎ声の環境音が、右側が強めな印象でした。
 22分頃~左側も大きく、激しめな音が聞こえてきました。
こちらは、音源の違いなのか、演出なのかちょっとわかりませんでした。前のトラックで慣れてしまったのか、特に喘ぎ声があることに心の揺れ幅が少なめに感じます。あとは、この喘ぎ声があることに、七瀬と聞き手が何も触れないので、本当に環境音なんだなと。このクラスのソープは、真面目にがんばる女の子ばかりなのかもしれません。

まとめ

  • 手コキのSE変化、ラストスパートにかかるのは全体の2/3が過ぎてから
  • 七瀬は育ちが良く、優しく向上心が強い娘
  • 環境の喘ぎ声はやや右強め。右側が好きな人には特に合うかも

 柴田先生はこの設定だと少し特別な印象を受けますね。想定年齢が、18歳程度のキャラばかりのところに、おっさん。風俗慣れもしていそうですし、先生と教え子、美女と野獣、そんな関係性の中で、友達な僕(聞き手)は何を思って聞いているのでしょうか。ここの気持ちを考えるのが興味深い所なのかもしれません。
 
(記事執筆時間:約1時間)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強015

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

03 サッカー部の後輩とのプレイ(愚痴手コキA).wav
22分47秒

6分~9分50秒
ただの手コキ
10分50秒~
ローション手コキ
ここの手コキ音は前者<後者で大きさが特に異なっていた。
 何故か、音の強弱による激しさの表現というのが、私の頭の中から抜けていました。行為の早い遅いのペースの方を重要視しすぎていた気がします。強弱も音から情景を描写するのにとても大切なファクターですね。


喘ぎ声によるトラック全体に渡る環境音
 こちらは、印象的にカーテンとベニヤ板程度のちゃちな壁しか仕切りのない、学祭で作った部屋の印象を与えてくれました。両側から聞こえる喘ぎ声が、ソープであることを物語ります。一方で、七瀬からの声に集中したい場合は、喘ぎなし版がやはりオススメです。音が重なるため、どうしても気が紛れてしまうため、七瀬の声に集中するには不向きです。自身の好みで聞くトラックを変えることが良さそうです。


 9分32秒~の劇中セリフから一部引用させていただきます。
「やっぱ、初めてって良い思い出にしたいじゃん?」
 ここの演技感がとても面白いと感じました。「クールに」や「可愛く」、「当たり前のように」など、詳しい演技指示が台本になく、おそらく声優様の演技感に任されていると推測できます。
 これは、七瀬が経験則から初めては良い思い出なため、他の人にも良い思い出にしてあげた。それとも、七瀬が経験則から初めてはあまり良い思い出ではなかったため、他の人には良い思い出にはしてあげたい。
 二通りの捉え方があると思います。第一印象は、前者の自分が良い思い出だったためです。理由としては、2つ。声の演技が必死さやこうであるべきといった、強いものではなく、平静や穏やか、丸い、優しいといった言葉が似合う雰囲気だったから。後者であればキャラ背景的により気を使うから主人公に愚痴を言うまでに気が付かない訳がないと思います。実際に最後まで聞いていくと、あるセリフを言ったことを悔いている場面があります。
 台本・演技感を含め、七瀬がもつ優しさが声から感じられて素敵ですね。
 18歳になるまでの人生、普通に恋人ができて、普通に好き合った恋人と初めてのSEXを経験して、合わなくなって別れた。それを数回繰り返して、まわりの友達も同じような経験をしている。このようなキャラ背景を七瀬に考察します。

まとめ

  • 手コキのローション有りなしの変化に注目
  • 七瀬のセリフ、声色、愚痴を聞いていると、どんな娘なのか想像が膨らむ
  • 環境の喘ぎ声は学祭ソープ感の演出にバッチリ!
  • 二週目や七瀬の声に集中したい場合は、通常以外のバージョンを検討

 私は、七瀬というキャラクターのことをもっと深く知りたくなりました。聞き手が「60分オプションなし」で、わざわざ予約してくれたことに対しての、セリフ回しや演技を含む反応。勝木君という、わざわざ名前付きの童貞後輩男子と何をして、どういった反応がもらいたいのか。七瀬と聞き手の距離感。最後まで聞けば、ハッピーエンドやバッドエンド、カタルシスが感じられるのでしょうか?続きが楽しみです。

(記事執筆時間:約1時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強013

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

02 校内放送でクラスの宣伝.wav
2分44秒

 内容は、学祭の当日に校内放送で七瀬が、出し物のソープについて宣伝するです。

 本トラックの私的素敵ポイントは、学祭の盛り上がっているような環境音と放送内容の現実感の無さです。普通の学祭でソープなんて出し物は、学校も法律も許しません。絶対に有り得ないシチュエーションです。しかし、「いかがですか~」などの声の張り上げ、笑い声などの盛り上がっている感、焼きそばでも作っているかのような音。環境音が学祭のリアル感を演出しているのです。
 この環境音があるからこそ、もしかしたら学祭でソープを実際にやっているのではないか、と物語に没入できる印象です。


 また、放送ということで声に加工がなされていました。無加工のものと比較します。環境音が追加されているので、ざっくりとです。

↑『通常ver.』
↑『喘ぎなし・SEなし』

 画像の様に通常Verでは、400Hz~3500Hz付近が大きくなるように、持ち上げられています。一方で、200Hz以下は傾きが急になり、音の減衰がより激しくなっているはずです。5500Hz~15000Hzにかけては線形に下がっており、特に5500Hz~10000Hz付近の音を抑制している様に見えます。
 これらの加工を通じて、放送音のように加工がなされているようです。

 例えば、電話であれば私は以下の加工を使っています。色々調べた結果、電話の仕組み的に聞こえる周波数帯に絞ることを選んでいます。

 最後に、放送用のEQは以下の画像を用いることで、真似ることができることがわかりました。放送用の音の加工について、大変学ばさせていただきました。

まとめ

  • 現実感の無いシチュエーションは、環境音と組み合わせることでリアルっぽさを強く演出することができる。
  • 放送の音を意識して作られている音から、加工の特徴について学ばせていただいた。

 環境音が演出上において、リアリティを想像を超えて上げていました。環境音は音声作品の編集を色々されているデルタミル様が、おそらく作られているはずです。とてもすごいですね。そして、この環境音と声をマッチさせて作られた、本トラックもとても素敵です。サークル様の色々なこだわりが感じられて、続きが楽しみになります。
 
(記事執筆時間:約1時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強012

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 本日はこちらの作品を、レビュー&勉強させていただきます。
 成人向けの内容にも触れます。

学祭ソープ指名No.1風俗嬢 七瀬佳純【18歳 T168 B86(F) W58 H84 オプションNGなし】は僕の好きな女子

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

概要

  • サークル『甘師子チャンネル』様の13作目の作品。
  • 七瀬佳純(CV浪実みお様)を中心とした、学園祭ソープシチュBSS/NTR系の成人向けASMR作品。
  • DLsiteにて、2022年3月18日から2023年8月12日まで、約17ヶ月で販売本数7000本以上。
  • DLsiteにて、平均評価4.79、レビュー39個。
  • ジャンルは【ローション 学校/学園 風俗/ソープ 寝取られ 手コキ 中出し 口内射精 イラマチオ】
  • 企画、シナリオ、編集は【甘師子 (甘師子チャンネル)】様
  • 編集協力 (整音、環境音制作) は【デルタミル】様
  • イラスト【嗅人】様
  • メイン9トラック合計約115分、フリートーク1トラック、ボーナス6トラック合計約156分

あらすじ

 登場人物は、七瀬佳純(CV浪実みお様)と七瀬を好きな僕(聞き手)、寝取り役が3名(後輩男子、体育教師、用務員のおじさん)、エキストラの女性クラスメイト6人(CV有り)。場所は学校、状況は学園祭の出し物としての風俗(ソープ)。僕の好きな七瀬がソープ嬢として、他の男とヤッたことの愚痴を手コキされながら聞く作品。特徴は、僕視点だけでなく、愚痴の内容であるプレイが別にトラックとして用意されている点です。
 

本編

 大変ボリューミーで、シチュエーションにかなり凝っている作品として興味を持ちました。環境音として、6名の声優様によるアドリブの「クラスメイトの喘ぎ声」が利用されている点にも注目したいです。
 また、本編に関しては台本データが含まれるため、同時に参考にさせていただこうと思います。
 
 聞くのは、(通常ver.)のトラックです。


01 プロローグ(学祭の準備).wav
5分2秒

 間違っていないかちょっと不安ですが、CVのみの音声は基本モノラル。トラック05と09だけがステレオになっていました。
 音の入り0秒から。フェードインしながら、6.5秒の環境音。雑多な会話の環境音が教室にいる雰囲気を出しています。
 内容としては、七瀬と僕の会話シチュエーションです。七瀬から語りかけられる形式になっており、そもそもの七瀬と僕の関係性を提示しています。基本は受け身の、聞き役。一方的に話しかけられやすい。会話の導入は事務的なことっぽくて、微妙な距離感。そんな色々な印象を投げかけてくるのです。また、これからのトラックの内容を、予約の状況で暗示しており、僕の不安感を煽る工夫がされていますね。


 次に、編集ソフトRX9の、Loudness Control(主観的な音の大きさを調べるもの)とEQ Match(音の質感を整えるもの)を用いて調べてみます。

 Integratedが-28.6LKFSでした。これは、トラック全体の平均Loudness(人間が感じる音の大きさ)を示します。以前レビューしたブルアカヒナASMRでは、-24.9LKFSでした。私が目標としているのが、おおよそ-27~-22なので平均Loudnessの感覚は、こちらの作品とも似通っていますね。
 

 EQ Matchでは、200Hz付近を頂点とした山の形をとっていました。おそらく極端に低い周波数でも、極端に高い周波数の部分も-100dbを下回っていません。
 この部分に注目した理由は、ノイズが含まれることがあるからです。声を聞こえやすくするには、どのような工夫をしたらよいか勉強させてもらっています。
 例えば、10kHz以上と100Hz以下をEQ(イコライザー)を用いて以下の様に調整すると、EQ Matchは変わります。

 元のものと比べると、ある周波数帯域から音の大きさが抑制されていると思います。比較して聞いてみましたが、七瀬の声質が若干変わっており、やはり元のままが良く聞こえます。
 極端な例を提示しました。甘師子チャンネル様や整音を担当したデルタミル様が、作りたかった音を見られ大変参考になりました。


 注目した時間は、
 4:15~
 それまでは、ちょっと気怠げで疲れてそうな声色。それが、一転して明るくワントーンあがったようなイメージです。台本の演技指示を参考にさせていただきますと、すごく納得できます。微妙な心の機微が感じられる変化です。浪実みお様の演技も、サークル様の指示も、ぐっと心にきます。

まとめ

  • 音の入りは0秒。ただし、環境音のみで6.5秒を使い雰囲気の演出。
  • 七瀬(ヒロイン)との関係性、これからのトラックについてが5分の短い間にまとまっていた。
  • 音の大きさの感覚は自サークルのと似ていた。
  • 4:15~の演技感が好み。

 これからの、本編がとても楽しみです。
 また、音の質感については、私はまだまだ勉強しなければいけませんね。繰り返し聞いて、何が良いか、何が嫌いか、自分の中に創る。難しいですが、研究に意欲が湧いてきました。

(記事執筆時間:約2時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強011

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
『【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~』

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

05.『朗読……わ、私が……!?』.wav
16分45秒

状況:04トラックの続き、単独でも違和感は少ない。先生にオススメの子を紹介する。
環境:雨音、焚き火音

本トラックは、ウイがいい子だと思う物語を、ウイが朗読する側で聞くトラックです。

注目した時間帯は、

4:48~4:51
 ウイの自然な褒めボイス。ここをループして聞けば、自分がウイに褒められていると勘違いしそうです。


6:25~16:35
 朗読パート。内容は、著:宮沢賢治、『畑のへり』です。
 ウイっぽさが残りながらも、聞きやすい声の調子だと感じる、素敵な朗読でした。ウイが読み始める前に、あまりうまくない旨を述べています。「」部分を大きくキャラを変えずに読んでいる部分など、朗読巧者感が出ておらず、ウイっぽさなのかなと感じさせてくれました。
 音としては、やや右よりに聞こえる印象です。
 朗読時間は10分10秒。『畑のへり』は約2000文字なので、1分間に200文字のペースの朗読でした。だいぶスローペースですが、情感たっぷりというわけでもないです。私としては、寝物語に子供へ読み聞かせているような印象です。
 また、ブルアカの世界に宮沢賢治の著作があったこと、特に珍しい古書でもない分類とされて存在していること。これらから、世界観について色々考察ができるポイントかもしれません。


個人的な意見になります。

 少し残念な所は、朗読の終わりがトラックの終わりになっている所です。例えば、読んでいるうちに寝てしまった先生に最後言葉をかけるシーン。約束通り笑わずに聞いてくれた先生からの言葉や態度に対してウイっぽいリアクション。私の好みだと、これらのようなシーンを挿入し、ウイASMRとしての締めとしたいです。

まとめ

  • ウイの本を勧めるシチュエーションが楽しめる。
  • ウイが朗読する『畑のへり』を聞ける。
  • 寝物語のようで、睡眠のおともに。

 ウイASMR最後のトラック。リラックス系の音声作品として最後まで作られていた印象です。ウイのキャラとして、2000文字の朗読。違和感少なく、純粋に声と雰囲気を味わえるのではないでしょうか?
 ゆったり、まったり、落ち着きたい、リラックスされたい方にはおそらくぴったりな作品だと思います。

(記事執筆時間:約1時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強010

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
『【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~』

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

04.『傷んだ手を、ケアしないと……』.wav
12分14秒

03トラックの続き。
環境音:雨音、焚き火音

本トラックは、ウイに手のケアを側でされながらの会話を、静的に楽しむトラックです。

注目した時間帯は、

4:38~8:04が右メイン。
8:04~10:23が左メイン。
 ケアのためにクリーム・ジェル?を塗る音が追加されている。


11:33~11:35
 音量ちょっと注意。前のトラックに引き続き、この声が入っているのは台本として狙っているように感じました。ウイらしさの象徴ですね。 


 次に、序盤の音の入りに注目した。
 環境音の入りには、おそらくフェードインを用いており、数秒をかけて目的の音の大きさまで音量をあげていた。

 ヒナASMR、ウイASMRと続いて聞いてきた結果、特徴として無音0.5秒後からスタートすることが多い。これは、制作をしているYostar様側が決めたことなのだろうと予測していた。
 本トラックは、音の入りが0.5秒であり、声の入りが5.8秒であった。聞いたり、dbを見る限り、3~5秒程度でフェードをかけているような印象を受けた。声の入りが5.8秒と、環境音のフェードインを待ってから入っている。聞き手としては、環境音で状況や場面を理解・整理する時間を作ってから、物語に没入していけた気がする。

まとめ

  • 引き続き雨音、焚き火音で癒し系。
  • クリームかジェル系の何かを塗るような音を追加で、音に変化を。
  • フェードインにかける秒数で、ゆっくり落ち着いて聞けるのか、ちょっと駆け足気味に聞くのか、印象が変わりそう。

 このトラックは、物語としての起伏は少なく、ウイが側で手を握ったり、擦ったりしながら言葉をかけてくれる。そんなシチュエーションを楽しむトラックだと思います。静的であり、落ち着いて、寝落ちしたいときとかに向いていそうです。

(記事執筆時間:約1時間30分)

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強009

はじめに

記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
『【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~』

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

03.『復元作業、見ますか……?』.wav
20分49秒

 02トラックの続きの雰囲気がありますが、そうでなくても成り立っています。
 環境音は、雨音、焚き火音(暖炉)の組合わせです。

 8:53~
 乳鉢ぽい音が鳴り始める。


 9:05~9:09
 「しんどい」という言葉をウイが使います。
 これについて、キヴォトスの言語の年代感がとても気になりました。私の印象では、関西近辺で「しんどい」が使われていたイメージです。気になって調べてみると、近年では全国で通じる言葉になっていると、いくつかのサイトで書かれていました。ちょっと驚きです。言語感覚のアップデートが必要に感じますね。
 キヴォトスでは、「しんどい」という言葉が「疲れる」と同じくらい普通に使われるとしたら、中々興味深いです。
 
 私が音声作品の台本を書いているときは、なるべく標準語圏の言葉を意識しています。「しんどい」は関西地方出身という設定がなければ、「疲れる」や「だるい」あたりを使う感覚です。
 ただ、私が九州、近畿、関東あたりを結構まばらに住んでいたため、厳密にしすぎるとそれこそ「しんどい」です。このキャラはもしかしたら過去に住んでいたのかな、くらいな気持ちで台本を書いています。


 後半~
 本の復元のために、薬剤と素材を組み合わせを行っています。
 復元作業に使う器具から鳴る音が、昔を思い出して心地良いです。
 ただごめんなさい。一人の聞く者として、とても細かいことですが、気になります。
 特殊な素材・湿気に左右される、これらの細かい作業をウイは行っています。なぜそれを古書館という場所で普通に行っているのでしょう? やはり丁寧に扱うのであれば、湿度温度を管理し、クリーンベンチで無菌操作を行い、ピペットもマイクロピペットなりで量を正確に測定し試すべきだと思います。
 例えば、これらが全て必要ない場合、キヴォトスの器具がとても高い技術力で操作の正確性をもたらしている。古書館の温湿度の管理はパーフェクトである。逆に、ウイの行う復元作業はそこまで難易度が高くない。ウイが天才すぎる。あたりが、候補だと考察します。
 実験器具系のガラス音や、液体の注がれる音など、とても好きです。音がとてもいい。とてもいいのに、シナリオが気になる。創作だから深く考えるな、で終わりかもしれませんね。キヴォトスがわからない……。

まとめ

  • 環境は02トラックに引き続き、雨音と焚き火音で癒やし系
  • ウイから「しんどい」の言葉が出てくる、世界観
  • 実験器具から鳴る音が心地よい
  • ウイとキヴォトスがスゴイ

 全体的には、リラックスできて眠くなってくるトラックでした。それと、6:34~6:35.5の声、とっても印象的ですね。ウイの復元作業というキャラクター特性に合わせた、音の組み合わせが、ウイでASMR作品にした理由なのかなとも思える、トラックでした。

(記事執筆時間:約1時間30分)