はじめに
記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。
昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
『【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~』
※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。
本編
03.『復元作業、見ますか……?』.wav
20分49秒
02トラックの続きの雰囲気がありますが、そうでなくても成り立っています。
環境音は、雨音、焚き火音(暖炉)の組合わせです。
8:53~
乳鉢ぽい音が鳴り始める。
9:05~9:09
「しんどい」という言葉をウイが使います。
これについて、キヴォトスの言語の年代感がとても気になりました。私の印象では、関西近辺で「しんどい」が使われていたイメージです。気になって調べてみると、近年では全国で通じる言葉になっていると、いくつかのサイトで書かれていました。ちょっと驚きです。言語感覚のアップデートが必要に感じますね。
キヴォトスでは、「しんどい」という言葉が「疲れる」と同じくらい普通に使われるとしたら、中々興味深いです。
私が音声作品の台本を書いているときは、なるべく標準語圏の言葉を意識しています。「しんどい」は関西地方出身という設定がなければ、「疲れる」や「だるい」あたりを使う感覚です。
ただ、私が九州、近畿、関東あたりを結構まばらに住んでいたため、厳密にしすぎるとそれこそ「しんどい」です。このキャラはもしかしたら過去に住んでいたのかな、くらいな気持ちで台本を書いています。
後半~
本の復元のために、薬剤と素材を組み合わせを行っています。
復元作業に使う器具から鳴る音が、昔を思い出して心地良いです。
ただごめんなさい。一人の聞く者として、とても細かいことですが、気になります。
特殊な素材・湿気に左右される、これらの細かい作業をウイは行っています。なぜそれを古書館という場所で普通に行っているのでしょう? やはり丁寧に扱うのであれば、湿度温度を管理し、クリーンベンチで無菌操作を行い、ピペットもマイクロピペットなりで量を正確に測定し試すべきだと思います。
例えば、これらが全て必要ない場合、キヴォトスの器具がとても高い技術力で操作の正確性をもたらしている。古書館の温湿度の管理はパーフェクトである。逆に、ウイの行う復元作業はそこまで難易度が高くない。ウイが天才すぎる。あたりが、候補だと考察します。
実験器具系のガラス音や、液体の注がれる音など、とても好きです。音がとてもいい。とてもいいのに、シナリオが気になる。創作だから深く考えるな、で終わりかもしれませんね。キヴォトスがわからない……。
まとめ
- 環境は02トラックに引き続き、雨音と焚き火音で癒やし系
- ウイから「しんどい」の言葉が出てくる、世界観
- 実験器具から鳴る音が心地よい
- ウイとキヴォトスがスゴイ
全体的には、リラックスできて眠くなってくるトラックでした。それと、6:34~6:35.5の声、とっても印象的ですね。ウイの復元作業というキャラクター特性に合わせた、音の組み合わせが、ウイでASMR作品にした理由なのかなとも思える、トラックでした。
(記事執筆時間:約1時間30分)