はじめに
記事を開いていただきありがとうございます。
Drop Sohilaです。
昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
『【ブルーアーカイブ】ヒナASMR~甘えられる優しいひと時~』
本日で、こちらの作品についてのレビューは終わりになります。
※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。
本編
06.『かき氷はドライヤーの後で』.wav
25分17秒
場所:シャーレ
状況:トラック5の続き、濡れた頭でかき氷機を出してきた先生の髪を乾かす
前回に引き続き、ヒナの髪についての知識がイオリなど、他の風紀委員のメンバーから教えてもらっている所が可愛い。ヒナが風紀委員のメンバーと交流がある所がわかるのはほっこりしますね。
1分43秒~2分44秒
ドライヤーの音を含む、髪を乾かすシーン。
聞く視点でいうと、ドライヤーの音が耳に優しくなくて好みではなかった。特にこれまでのトラックが、優しい音が多めでゆっくりしたい、癒やされたいときに聞くのを想定していたからですね。ここはもしかしたら、好みが分かれる箇所かもしれません。
ドライヤーの音がなっているのは約1分でした。これも意識して時間が計算されているように雰囲気で感じています。編集者目線で、1分はとてもわかり易い区切りだからです。
全体25分に対して、ドライヤーをかけるのが1分なので、全体の1/25になります。割合で考えれば、他トラックの髪を洗う長さよりも小さく、もしかしたらあまり重きを置きたくないシーンなのかもしれません。
ドライヤーも創作的時間の短縮がなされていると考えます。しかし、もしも1分で髪が乾くのであれば、アロナで描かれた先生のイラストの通り、髪がとても少ないかもしれません。先生像を明確にするのはおそらく避けているはずです。私的な意見としまして、シナリオを作るためにモデルがあると書くのが楽になります。可能性としてアロナの似顔絵がモデルとして使われていると考えると、興味深いですね。
アロナの書いた似顔絵はこちらで公開されています。
8分8秒~8分10秒
可愛い。
9分51秒~15分30秒
ヒナに爪を切ってもらうシーン。
トラックの名前からは想像できなかったシーンが含まれていました。
息遣いと爪を約2秒程度間隔できる音が耳心地よかったです。
ヤスリがけもヒナがしてくれており、こする音が使われていました。
15分30秒~19分20秒
ヒナが先生に爪を切ってもらうシーン。
前のシーンと比較して、ヒナの声が先生にしてもらっている感のある、息遣いになっている様に感じました。特に19分2秒~19分4秒あたりのボイスが可愛いですね。
また、爪切りシーンは合計8分30秒、前後のやり取りを含めて、全体の1/3以上を締めていました。全体的な印象は、かなり詰め込んだな、です。ドライヤーの音、氷を削る音、シロップを掛ける水音、爪を切る音、ヤスリを掛ける音、ハンドクリームを塗る音、ホットミルクを作る音。ASMRとして、シチュエーションに応じた様々な音がバックで使われていました。声による耳心地のよさもありますが、物の音も合わせて聞いてもらいたいと作られたと強く感じますね。
23分24秒~24分31秒
ヒナがホットミルクを作るシーン。
眠くなってきた先生のために、ホットミルクを作ってあげ、ふーふー(24:48~)してくれる。距離感も近く、情景が目に浮かぶようです。
ここで気になったのは、電子レンジで作ったのか、ミルクパンなど鍋で沸かしたのかです。チチチチっ、カチッのようなガスコンロの音はなかったので、ガス式ではないとは思っています。電子レンジのチンッという、特徴的な完了音は有りませんでした。そのため消去法的に、IHクッキングヒーターなのでしょうか? ここの音が私は気になりました。
それはさておき、何の音にしても、ここのヒナの鼻歌のような「ふんふん♪」は、可愛すぎました。
まとめ
- ドライヤーの長さから考える、先生像はアロナの似顔絵に似た短髪?
- 爪を切ったり切られたり、ヒナの息遣いのちょっとした変化が魅力的。
- ホットミルクを「ふんふん♪」と機嫌良く作るヒナが可愛い。
- 全体的にASMR感を強めに押し出して、詰め込んだトラック。
トラック4,5,6は連続した出来事を描いていましたね。
総評として、ヒナとのやり取りのほっこりさや、癒やしの雰囲気。ASMRとしての、耳心地の良さ。ゲーム「ブルーアーカイブ」では不足しがちな、声の成分をたっぷりと受容できる大変満足な作品でした。
また、全年齢向けのASMR作品として、大変参考になりました。特に、環境音の使い方がシーンとしての描写の深さに繋がっていた点です。
明日は、聞きたい・勉強したい作品選びもあるため、一日充電期間にするかもしれません。